深み1 しっかりとした論拠を加える

 骨組みの時点で「論拠」までしっかりと書くことができていれば、問題はないのだとも思いますが、論文やレポートの場合、書けば書くほど書かなければならないことや、書いた方がいいと思うこと、書くべきだったことが見えてくるものなのではないかと思います。

こういったことを少しずつ付け加えていくことによって、論文に信頼性が生まれることになるのだと思います。といっても、すべてを書いていては時間も紙もいくらあっても足りなくなってしまいますので、結論を述べるために必要なことに絞って、ひとつひとつの証拠をしっかりとしたものにしていくことが大切です。

もちろん、途中でより論文やレポートに信頼性を与えてくれそうな証拠に気づいた場合には、そのことについて述べてもよいと思います。あまり深みにはまらないように気をつけながら、執筆をしていただきたいと思います。

論文やレポートに信頼性という深みを与えるために、まずはしっかりとした「論拠」を付け加えていくことから始めましょう。「論拠」は、骨組みを作る時点で最低限一言二言は書いておく必要があるとは思います。

しかし、最初の時点ですべてを書き切ることはなかなか難しいと思いますし、それはできないのではないかとも思います。論文やレポートをしっかりとしたものにするためにも、論文に信頼性を与えてくれる「論拠」をしっかりとしたものにしていくことが大切です。

論拠とは?

ここで言う「論拠」とは、基本的には既に第三者(先行研究や文献、資料等)によって論証済みであることや、自分が言いたいことや個々の証拠を正当化するために必要な前提のことを言います。

つまり、自分が論文を通して言いたいと考えていることを自分の考える理論だけでいくら説明したとしても、それだけでは、あなたが考えている理論にすぎないですよね、ということになってしまいますので、私の考えている理論には、このような証拠があって、その証拠には、ここにあるものからもわかる通り、こういった論拠があるのです、というように説明することが必要になってくるということになります。

論文の結論を導くために序論から結論にかけて、述べていくことになる個々の証拠にしっかりとした理由付けをしてあげることはとても大切です。

簡単に言うと

簡単に言うと、「こういう理由により、私は、〜は・・・だと考えます」という文章の理由の部分をしっかりと書く必要があるということになると思います。このとき大切なことは、独りよがりの理由ではなく、しっかりとした信頼性に足る理由を挙げることになります。

骨組みにおいて、個々の章や節で述べる証拠をいくつか挙げることができていると思いますので、それについてより詳しく、そしてよりわかりやすく次の章や節につながるように書き進めていくことが大切です。

このとき、ひとつの章を書き始めたら、あまり浮気せずに書き加え始めた章から書き終えていくつもりで書いていくとよいのではないかと思います。その証拠について、しっかりとした論拠を挙げるためにはそれなりのお勉強も必要です。

骨組みを作るまではともかくとして、一度作った骨組みに深みを与えていく場合は、個々の章や節をその都度完成させるつもりで書き進めていった方が、効率がよくなると思います。効率よく書き進めていくことも論文やレポートにおいては必要なことだと思います。

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