お題の読み方

大学受験用の小論文の多くには、課題文と質問文(設問)が付いていることが多いです。受験用の小論文でよい評価を得るためには、与えられた課題と質問をしっかりと読み解くことがとても大切です。では、小論文の課題は、どのようにして読み解いていけばよいのでしょうか?

小論文の課題を読む際には、課題文の中にある主張と、設問との関係性を見ながら読み解いていくことが大切になります。ですから、最初に設問に目を通して、それについて答えるために課題文を読み解いていき、小論文の作成に利用すればよい、ということになります。

受験用小論文は、この設問の答えである自分の考えとその理由について述べていけばよいだけですから、何か新しいことを書こうといろいろと悩む必要はありません。大切なことは、課題文と設問で聞かれていることを理解し、そのテーマに関してどのように考えるのかということを文章で論理的に説明するということにほかなりません。

例えば、地球の温暖化に関して書かれた文章が課題としてあがったとします。設問には、「地球の温暖化について、次に挙げる文章をよく読んで次の文章の著者の主張を踏まえた上で、論じなさい。」というようなことが書いてあったとします。

小論文であがる質問文には、課題文のテーマがどういったものであるのかということについて触れてあることあります。その上で、〜の点について(〜という観点から等)論じなさい、というように書かれていることも多いと思います。

こういった設問であれば、小論文に書かれている設問を見ただけでも、自分がどういったテーマについて小論文を書かなければならないのか、ということははっきりとしたものになるのではないかと思います。

課題文に付いている設問にどういったことに関する文章であるかという説明が無い場合でも、文章の最後に「出典」として、書名や著者名等が挙げられていることが多くなっていますので、そういった出典から、どういったことについて書かれている文章であるのかということをあらかじめ推測して、課題文を読み始めるとわかりやすくてよいと思います。

受験用の小論文は、〜について論じなさいと言われていることがそのまま、小論文のテーマになる、ということを頭に入れておきましょう。

自分が何について小論文を書けばよいかわかったところで、本題である課題文の解読にかかりましょう。課題文を読む際には、課題文の中で例として挙げられていること(例え話等)は、基本的に無視してしまってかまいません。

もちろん、例え話を読むことで、より具体的にそこに書かれていることを知ることができますが、現代文の試験でもそうであるように、例えで書かれていることは、本論とは付かず離れずの状態にあるものになりますから、それほど重要な情報ではないと考えられます。

大切なのは、課題文では設問の答えに関してどういったことが挙げられているのか、ということにほかなりません。例え話はあくまで例え話であって、著者の主張ではありませんから、放っておいて、質問に書かれていた、小論文で書かなければならないテーマについてのみしっかりと目を通していくことにしましょう。

特に注意してみていただきたいのは、「つまり」、「だから」、「要するに」、「結局のところ」、「しかし」、「ですから」等というような言葉の後に書かれていることになります。こういった言葉を目で追っていくと、最終的に言いたいことはこれだという一文に出会えることがあります。

「つまり」や「だから」、「要するに」、「結局のところ」等の後には、これまで書かれていた文章をまとめたものが書かれていることが多いですし、「しかし」、「ですから」等と言う言葉にも注意してみていくことで、文章を大きな枠組みでとらえて読んでいくことができるのではないかと思います。

そして、課題文を読んでいるときにも、常に自分はこの課題文で書かれていることに対して、賛成の意見なのか、反対の意見なのかということを考えながら読んでいくことが大切です。

大学受験用の小論文で「〜について論じなさい」と書かれている場合には、課題に対して賛成なのか、反対なのかということに軸をおいて論じていくととてもスムーズに筆が進むのと思います。

先ほどの地球温暖化についてなら、地球温暖化について課題文で書かれている〜については賛成だが、〜についてはそうじゃないと思う、というように考えながら課題文を見ていくと後で小論文が書きやすいのではないかと思います。

受験用の小論文において、採点評価で重要視されることは、課題文をいかにしっかり読めていて、自分の意見をどれだけきちんと論理的に説明できているか、ということにほかなりません。

課題文から読み取らなければならないことは、テーマ、著者の主張、設問で聞かれていることになります。これらに注意しながら、自分ならどう考えるのか、ということも常に頭におきながら、課題文を頭の中でまとめていっていただきたいと思います。

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