小論文の構造と書き方

大学受験用の小論文において、自分が考えていることをイエスかノーのどちらかの立場をとって書き進めていくことが大切であるというお話は先ほど致しました。では、実際に小論文として書いていく際には、どのような形式、構造で書いていけばよいのでしょうか?

大学受験用の小論文とはいえ、論文には違いありませんから、ほかの論文やレポート同様に、「問題提起」をしてから、「自分の考え」、その「理由」を述べていき、最後に「まとめ」として自分の意見を再度まとめなおすことが大切です。

問題提起とその書き方

問題提起は、課題文に質問文(設問)が付いている場合には、設問で書かれている問題について、「課題文にあるように」や「設問文にあるように」と前置きした上で、与えられている問題について自分で再度提起していけばよいです。

質問文(設問)がない場合には、自分で課題文を読んで、著者の主張や意見に関して、イエスかノーの立場をとって答えていくことができる問題提起を挙げて書き進めていくとよいと思います。

地球温暖化について書くなら、例えば、「地球温暖化は課題文の著者が言うように農作物の栽培に深刻な影響を与えているのだろうか」というように課題文と質問文(設問)に合った問題提起をしていけばよいと思います。

課題文に合った問題提起をすれば、課題文を読みながら、イエス、ノーの形式で考えたことについて、ひとつずつ挙げてみていくということもできると思います。ただし、課題文の内容をあまり反復しないように、という一言が付け加えられている場合には、課題文を踏まえた上で、あなたがどう考えるのか、またその理由は何なのかということを述べていくことになります。

自分の考え・理由とその書き方

問題提起をしたら、次の段落では、自分の意見を一度はっきりと述べてしまうと良いと思います。ここで、自分の立場をはっきりさせる際に、課題文の著者の意見を少し挙げた上で、それについてどう思うか、どう考えるかということも一言書き加えておくとさらに課題文もしっかりと読むことができているということをアピールすることができると思います。 

地球温暖化の例で、問題提起に対して、イエスの立場をとって、書き綴っていくのであれば、「私は、地球温暖化は農作物の栽培に深刻な影響を与えていると思う」ということを書くことになりますよね。

もちろん、そう思わないのであれば、ノーの立場をとって、「私は、地球温暖化が農作物の栽培に深刻な影響を与えているとは思わない」と述べてから、その理由をひとつひとつ書き出していくことになります。

この理由を書き出している部分こそ、論文やレポートで言えば、本論ということになります。小論文全体にとって、本論は6割以上を占めるように書いていくとよいと思います。ここでは、そのように考える理由とともに、テーマに関する歴史的背景や思想等自分が知っていることを挙げるなど、少し掘り下げて考えていくことも大切です。

しかし、あまり余計なことを書きすぎて理論が揺れてしまうようでは、本末転倒になってしまいますので、あくまで、自分の意見とその理由、そしてその理由に付随することで述べておきたいことを述べるに留まった方が無難なのではないかと思います。

まとめ

ひととおり、自分の考え、意見とその理由を書き終えることができたら、最後にもう一度、まとめとして、かんたんな結論を付け加えておくと、論文全体の形もしっかりとしたものになりますので、おすすめです。

まとめでは、もう一度問題提起に対する自分の答えをはっきりと述べるとよいと思います。その際、小論文は作文や感想文ではありませんから、自分の考えや意見以外の余計なことは書かないように気をつけていただきたいと思います。

大学受験用の小論文の中には、かなり短めの小論文をいくつも書かせるところもあるようですが、こうした数百字単位の小論文の場合でも問題提起として一文、それからそれに対する自分の答え、その理由という形で書き進めていくとよいと思います。

また、何文字以内でと書いてあった場合は、少なくとも規定の八割以上はうめるようにしていただきたいと思います。

途中で書いていることが揺れないように、軸となるイエスかノーかという自分の立場を忘れないようにしながら、誤字脱字にも注意して、小論文を書き上げていただきたいと思います。

大学受験用の小論文を書く上で大切なことは、課題文と質問文(設問)に対して、問題提起をして、イエスかノーの立場で自分の考え、意見、そう考える理由を書き、最後に自分の考えをもう一度まとめなおすことになります。これらを忘れずに、しっかりとした小論文を書いていただきたいと思います。

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