骨組み3 わかるところから書いていく

  • 論文やレポートの仮の目次が出来上がったら、書けるところから、少しでもよいので書き進めていきましょう。最初の一行に何を書いていいのかわからずに悩むのではなく、書けるところから、書いてしまうことが大切です。

それは、その章で言いたいこと一行だけでもかまいませんし、箇条書きでも何でもよいので、頭の中で考えていることを文字にするということから始めていくとよいと思います。

最初に「はじめに(序論)」を書く

私は、論文やレポートを書くときには、いつも最初に「はじめに(序論)」を書いてしまうことにしています。「はじめに」は後で書くという方もいらっしゃいますが、訂正は後からでもできますし、後でやっぱり書き直そうと思えばそのとき書き直すこともできるのですから、最初に問題提起や自分がどうしてこのテーマを選んだのかといったことについてまとめてしまうとよいと思います。

論文やレポートを書いていて、自分がどういった理由でどういう方向性のものを書きたいと思っていたのか、私のような未熟者の場合、途中で見失いそうになってしまうことがあります。ですので、自分で自分の問題等を忘れないように、最初に「はじめに」を書いて、そこで問題提起やテーマを選んだ理由、どのように書き進めていきたいのかなどを書いてしまうことにしています。そうすれば、後で見直したときにも最初の気持ちを忘れずに書き進めることができると思いますので、おすすめです。

本論の書き方

私は、「はじめに」を書いた後には、書けるところから、少しずつ書き進めていくことにしています。

基本構造のところでお話した「パラグラフ・リーディング」の知識(基本構造(論文編)パラグラフリーディング(ページ下部))をこのあたりから応用されるとよいのではないかと思います。書けるところから少しずつ書いていくと、最初は大筋だけが書かれた章のようなものができあがります。それを少しずつ分解して、別の章にしたり、節に分けたりしていくと、だんだんと章や節、パラグラフごとに言いたいことがまとまって書かれているものができあがってくると思います。

最初から無理して章や節、段落ごとにわかりやすく言いたいことをまとめて書こうとして煮詰まってしまうよりも、少しずつ書き進めて、文章量が増えてきたところで、意味や言いたいこと、伝えたいこと、書かれていることごとに章を分けていけばよいと思います。

それこそ、「パラグラフ・リーディング」でやったように自分で自分の文章を意味ごとに分けてしまうのです。そして、それぞれに章を与えたり、節を設けたりしていけば意味合いごとにまとまったものができあがってくると思います。もちろんこのときに、意味合いがうまく繋がっていない場合は、早い段階で訂正をしてしまうことが大切です。

文章を章や節に分ける際

文章を章や節に分ける際には、一から十まで、しっかりと理論や証拠が結論(自分が論文を通して言いたいこと)に向かってまっすぐに述べてられているのかどうかということに気をつけて見ていくことも大切です。

後戻りしないで読むことができる構成を考えていかないと、内容がばらばらになってしまうおそれがあります。内容がばらばらでは、一から十までしっかりと理論や証拠が積み上げられていないことになりますよね。

最初から最後まで読んで前に戻ったり、先に進んだりしなければ読めない場合は、理論や証拠が積み重なっているとは言えません。最初から最後まで流れるように読むことができることが理想だと思います。その理想を忘れずに頭に入れて書き進めることが大切です。

ばらばらの状態にならないためにも、最初の段階でできた、書けるところだけを書いた短い論文の骨組みの次点で、意味がきちんと通るように並べ替えをしておくことも大切です。

後で全体をわかりやすくするために章立てや節を移動させるのとは違い、ここでは、理論や証拠がちゃんと順番に積み上げられているのか、ということに注意をして、問題提起から結論まで導くことができるように見直しておきましょう。

その上で、パラグラフ・リーディングを応用して、理論や証拠ごとに章立てを区切り、その中でも小さなテーマごとに節を作るなどして、できるだけわかりやすくなるように全体の構成を見ていくとよいと思います。

[ 広告 ]